「ホームページ」とは?
「ホームページ」の本来の定義は、ブラウザ(Internet ExplorerやChromeなど)を起動した際に最初に表示されるWebページのことでした。現在でもブラウザによっては「起動時に最初に表示するWebページ=ホームページ」という設定名になっています。
また、Webサイトのトップページ(最上位ページ)を「ホームページ」や「ホーム」と呼ぶこともあります。
しかし、現在では上記の意味で使われることよりも、広義で「お店・企業・個人などが運営しているWebサイト」のことを指して「ホームページ」と呼ぶようになってきました。
「ホームページ」と「Webサイト」の違い
Webサイトとは?
「ホームページ」と「Webサイト」の違いの前に、まずは「Webサイト」とは何か?を見てみましょう。
「Webサイト」を言い換えるなら「特定のグループ(企業・ドメイン・サービス)で一括りにしたWebページの集まり」です。
例えば飲食店を開業して、メニューページやお問い合わせページを作ったとします。
この時、メニューページやお問い合わせページは単体で「Webページ」と呼ばれます。
そしてWebページをまとめたものを全体で「Webサイト」と呼びます(下記のようなイメージです)。
全体でWebサイト
│
├ トップページ(←Webページ)
│
├ メニュー(←Webページ)
│
└ お問い合わせ(←Webページ)
ホームページとの違い
次に「ホームページ」と「Webサイト」の違いについてですが、上記の例で言うと飲食店の「Webサイト」を「ホームページ」と言い換えても同じ意味として通じます。
厳密な意味は違っていても、現代では「Webサイト=ホームページ」として認識・表現されることが多くなってきたので、基本的には同じ意味として利用しても問題はないでしょう。
言葉は時代とともに変化して行くものですので「Webサイト」のことを「ホームページ」と呼ぶのが正しいかどうかよりも、相手に伝わるかどうかで判断すれば良いと思います。
「ホームページ」と「ブログ」の違い
ブログとは?
「ブログ」を書いたことのある方なら分かると思いますが、ブログの構造は、
- 記事(←どんどん増える)
- アーカイブ(←記事のストック場所)
- カテゴリ
- 新着一覧
- 月別一覧
などから構成され、記事が時系列的に整理される構造になっています。
基本的には古い記事はどんどん後ろに回り、新しい記事ほど上位の扱いになります。そのため「お店からのお知らせ」や「最新ニュース」のように情報が新しいほど意味があるコンテンツに向いているのがブログと言えるでしょう。
ホームページとの違い
一方、ホームページはブログと比較すると時系列的な並びのないページと言えます。一例を上げると、
- トップページ
- 会社概要
- お問い合わせページ
- アクセス
- メニューや料金表
などです。これらはどれもページを作成した日付や順番に意味はありませんし、時系列で並べるということもしません。
ホームページとブログではどちらが良いの?
これからホームページを作りたいと思っている人によく聞かれるのが「ホームページとブログを比較するとどちらが良いの?」という質問です。
しかし、前述の通り「役割りが違う」ので、簡単には比べられません。
また、最近のホームページ作成サービスやブログ作成ツール(WordPress)では、ホームページもブログも同じサイト内に作ることができますので「どちらか」ではなくページの役割りに合わせて「両方」を上手く活用することをおすすめします。
ちなみに、言葉の使われ方で言うと「ブログ」も含めて「ホームページ」と呼ばれることが多いです。
まとめ
現代では「ホームページ」も「Webサイト」も「ブログ」も同じような意味で使われています。
ちなみに「Webサイト作成」と検索されるよりも「ホームページ作成」と検索される回数の方が圧倒的に多いです。このことからも「Webサイト」よりも「ホームページ」の方が一般的な言葉になってきていると感じます。