楽天市場|出店プランの費用(料金・出店料)を徹底比較

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楽天市場へ出店する際にまず悩むのが「出店プランを比較してもどれが最適か分からない…」という点だと思います。特に出店料や料金体系が複雑になっているので「売上に対する費用の総額が分からない」という人が多いようです。

そこで、今回は楽天市場の「出店費用」や「月額利用料金」などを中心に出店プランを比較してみました

出店プランは4種類

楽天市場でネットショップを開業する方法として、選べるのが下記の4つの出店プランです。

  • メガショッププラン
  • スタンダードプラン
  • がんばれ!プラン
  • ライトプラン

これからこの4つの出店プランについて、それぞれの仕様や料金設定を順番に比較していきます。

登録可能商品数・画像容量

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
登録可能商品数 無制限 20,000 5,000 5,000
画像容量 無制限 5GB 500MB 500MB

まず費用とは関係ない部分ですが、それぞれのプランごとに「登録可能商品数」と「画像容量」が決まっています。

全プランの中で唯一「登録可能商品数」と「画像容量」が無制限になるのが「メガショッププラン」です。ひとつ下の「スタンダードプラン」では「登録可能商品数」が20,000商品までという上限があるので、20,000商品以上の大規模サイトを作りたいのであれば、必然的に「メガショッププラン」を選択する必要があります。

なお、無制限と言っても初期値は50,000商品・5GBという設定になっているようで、上限を上げたい場合は申請が必要とのことです。

初期登録費用

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
初期登録費用 60,000円

楽天市場への出店料としては、まずは「初期登録費用」が必要です。こちらは全プラン共通で60,000円です。

月額出店料(固定費)

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
月額出店料 100,000円 50,000円 19,500円 39,800円
契約期間 1年 1年 1年 3ヶ月
支払い
サイクル
6ヶ月一括×2回 6ヶ月一括×2回 12ヶ月一括 3ヶ月一括

次に月額出店料です。これは売上高に関係なく毎月固定の金額(固定費)となります。

なお「月額」と言っても、毎月1回支払う訳ではなく、プランによって3ヶ月〜12ヶ月の一括払いとなっています。

出店時に初期費用として必要な金額は?

まだ比較途中ではありますが、前述の「初期登録費用」と「月額出店料」の2つを合わせたものが初期費用=初回出店時に支払う金額になりますので、ここで一旦計算してみましょう。

メガショッププラン

  • 初期登録費用:60,000円
  • 月額出店料:600,000円(100,000円×6ヶ月分)
  • 初期費用合計金額:660,000円

スタンダードプラン

  • 初期登録費用:60,000円
  • 月額出店料:300,000円(50,000円×6ヶ月分)
  • 初期費用合計金額:360,000円

がんばれ!プラン

  • 初期登録費用:60,000円
  • 月額出店料:234,000円(19,500円×12ヶ月分)
  • 初期費用合計金額:294,000円

ライトプラン

  • 初期登録費用:60,000円
  • 月額出店料:119,400円(39,800円×3ヶ月分)
  • 初期費用合計金額:179,400円

以上が楽天市場の出店契約時に初回出店料として支払う金額です。各プランごとに最初にいくら位の資金を準備する必要があるかの目安になると思います。

なお、プランごとにかなりの金額差がありますが、単純に比較してはダメです。なぜなら月額出店料が含まれている期間がそれぞれ違うからです。「メガショッププラン」と「スタンダードプラン」は6ヶ月分、「がんばれ!プラン」は12ヶ月分、「ライトプラン」は3ヶ月分の月額出店料がそれぞれ含まれています。

さて、ここから先は固定費ではなく「売上高に対して掛かる料金(変動費)」を中心に見ていきましょう

システム利用料

4つのプランを選択する際に、このシステム利用料の比較が一番難しいのではないでしょうか?
まずは比較表を見てみましょう。

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
システム利用料
パソコン経由
月間売上高の
2.0〜4.0%
月間売上高の
2.0〜4.0%
月間売上高の
3.5〜6.5%
月間売上高の
3.5〜5.0%
システム利用料
モバイル経由
月間売上高の
2.5〜4.5%
月間売上高の
2.5〜4.5%
月間売上高の
4.0〜7.0%
月間売上高の
4.0〜5.5%

「システム利用料」という名目で、各プランに応じて「月間売上高の◯%」という費用が発生します。これは他のネットショップ作成サービスで言うところの「売上課金」や「ロイヤリティ」と呼ばれる部分です。パーセンテージで決まっているため、売上が大きくなればなるほど支払う金額も大きくなります。逆に売上が低ければシステム利用料も低くなります。

また、上記比較表を見れば分かりますが、「メガショッププラン」や「スタンダードプラン」の方が売上に対するシステム利用料のパーセンテージは低くなっています。

「月額出店料(固定費)」だけを見れば「がんばれ!プラン」や「ライトプラン」の方が安く見えますが、ショップの総売上が高くなればなるほど、「メガショッププラン」や「スタンダードプラン」の方がお得になる(費用が安くなる)設定なのです。

このため(公式サイトにも書かれていますが)月商約132万円を超えるのであれば「スタンダードプラン」が一番お得(費用が割安)になります

なぜシステム利用料に幅(◯%〜◯%)があるの?

システム利用料は下記3つによって率が変動する仕組みになっています。

  • PC経由の注文か、スマホ経由の注文か
  • 注文1回の平均単価(平均バスケット単価)
  • 月間売上高

つまり、同じ出店プランであっても、注文があったデバイス(PC or スマホ)や、月間売上高や、注文1回の平均単価によって、システム利用料(◯%)が変動し、必要な費用が変わるということです。

このシステム利用料の計算方法や具体的な数値は公式サイトの「サービス・料金詳細」のページに記載されているのでチェックしておきましょう。

楽天スーパーポイント

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
楽天スーパーポイント 楽天会員が購入した代金の通常1.0%

楽天スーパーポイントとは、ご存知の通り楽天市場で商品を購入した際に付与されるポイントのことです。このポイントは楽天市場が負担している訳ではなく、購入された店舗側が負担することになっています。

つまり、楽天会員があなたのお店で商品を購入した場合、楽天スーパーポイントの付与率(通常1.0%)分を支払う必要があります(全プラン共通)

「月間売上高の約1%がポイント還元分として費用になる」というイメージですね。

モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料 月間売上高の0.1%

「モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料」と言われても何のことか分かりませんが、「楽天市場のシステム開発や環境整備などに利用される」とのことです。この費用として月間売上高の0.1%を支払う必要があります(全プラン共通)

楽天スーパーアフィリエイト

メガショップ スタンダード がんばれ ライト
楽天スーパーアフィリエイト アフィリエイトを経由した売上の1.3%~

楽天市場ではアフィリエイトという仕組みを使って、たくさんのサイトに楽天市場の宣伝をしてもらっています。そのアフィリエイト(宣伝経由)で商品が売れた場合、アフィリエイト広告を掲載してくれたサイト運営者に成果報酬が支払われることになります。

店舗側はこの「成果報酬率(通常1.0%)」+「システム利用料(成果報酬額×30%)」=「売上の1.3%〜」を支払う必要があります(全プラン共通)

「アフィリエイト」という言葉を初めて聞いた方にとっては、たぶん意味が分からないと思うので、少しアフィリエイトについて説明しておきます。

アフィリエイトとは?

例えば・・・

あなたが楽天市場に出店してスマホケースの販売を始めたとします。そこで売っている商品を見たAさんが「このスマホケースかわいいから自分のブログで紹介しよう!」と、ブログにスマホケースの商品ページへのリンクを貼ってくれました。その後、Aさんのブログを見た人がそのリンクから商品ページに移動してスマホケースを買ってくれたとします。

この際、Aさんが楽天市場が用意している宣伝用のリンク(=アフィリエイト用のリンク)をブログに貼っていたのであれば、それは「アフィリエイト経由で売上が上がった」ということになります。Aさんには成果報酬(通常売上の1.0%)が支払われ、その成果報酬は店舗側が負担することになる、という仕組みです。

決済サービス利用料金

ここからはお客様が商品購入時に利用した決済方法ごとに、店舗側に発生する費用(決済サービス利用料金)の説明になります。クレジットカード決済を始め、便利な決済方法が用意されていますが、これらを利用する際にも費用が発生します。

カード自動決済処理機能R-Card Plus

クレジットカード決済手数料

手数料
楽天カード 2.65%
通常クレジットカード
Visa、MasterCard、JCB、Amex、Diners
3.6%

まず「クレジットカード決済手数料」についてです。これはあなたの店舗の商品がクレジットカードで購入された場合、その売上金額に対して上記の決済手数料(2.65%〜)が発生するというものです。

実店舗を運営されてる方ならご存知でしょうが、ネットショップに限らずお客様がクレジットカードでお買い物された場合は、店舗側に決済手数料が掛かります。通常は各店舗ごとに決済代行サービスやカード会社と契約する必要があるのですが、楽天市場では出店契約と同時に「R-Card Plus」に加入することになっています。

なお「R-Card Plus」の利用には、下記の「カード自動決済処理サービス」に関する手数料も必要です。

カード自動決済処理サービス

手数料
月額費用 3,000円
データ処理料 15円/件
キャンセル処理料 5円/件

楽天マルチ決済サービス

手数料
コンビニ決済
ペイジー決済
200〜900円
楽天Edy 2.65%
Suica決済
iD決済
銀聯決済
Alipay決済
3.6%
auかんたん決済 6.1%

「楽天マルチ決済サービス」というのはコンビニ決済や各種電子マネー決済を可能にするサービスです。それぞれの決済手数料は上記の比較表の通りです

なお、通常 締め日は月末となり、締め日の10日後に各店舗側に入金されます。この締め〜入金の清算手数料として1回700円が必要です。(複数の締め回数を設定することも可能です)

楽天バンク決済

購入総金額 手数料
30,000円未満 155円
30,000円以上 257円

「楽天バンク決済」は、お客様が楽天銀行の口座を持っている場合、通常の銀行振込よりも簡単に決済手続きできる方法です。なおこの決済サービスに関しては手数料を店舗側の負担にするかお客様の負担にするかを選択できるとのことです。

比較まとめ

長くなりましたが以上が楽天市場に出店する際に知っておきたい費用や料金の基本的な項目です。(この他にもオプションサービスなどがありますが・・)

出店プランごとに出店料などを比較してきましたが、いかがだったでしょうか?

(ここからは少し個人的な考えを書かせていただきます)

まず、特別な場合以外(商品の販売期間が限られている等の理由がある場合以外)は「ライトプラン」はおすすめできません。なぜかと言うとネットショップの運営はたった3ヶ月では何も分からないからです。ネットショップは「オープンしたら完成」ではなく、そこから集客したりリピーターを作ったりと常に改善・改良しながら「お店づくり」をしていきます。そのため少なくとも1年は続けるつもりで開業しなければ、成功か失敗かも分からないまま終わってしまいます。

次に「メガショッププラン」については「どうしても商品数が20,000点を超える」といった事情がない限りは選択肢からは外しても大丈夫でしょう。商品数と画像容量以外の点では「スタンダードプラン」と変わらないので、月額が5万円安い「スタンダードプラン」の方がお得です。

最後に「がんばれ!プラン」と「スタンダードプラン」の比較です。この2つのプランの違いをもう一度比較表にしてみましょう。

スタンダード がんばれ
登録可能商品数 20,000 5,000
画像容量 5GB 500MB
月額出店料 50,000円 19,500円
システム利用料
パソコン経由
月間売上高の
2.0〜4.0%
月間売上高の
3.5〜6.5%
システム利用料
モバイル経由
月間売上高の
2.5〜4.5%
月間売上高の
4.0〜7.0%

5,000商品も扱わないという方は月額出店料が安い「がんばれ!プラン」を選びがちですが、重要なのはシステム利用料の差が大きいことです。売上が上がれば上がるほど「スタンダードプラン」の費用の方が安くなるようになっています。

前にも申し上げましたが、公式サイトでも案内されている通り、月商約132万円を超えるのであれば「スタンダードプラン」が一番お得(費用が割安)になります

つまり売上目標によって「がんばれ!プラン」と「スタンダードプラン」の比較結果は変わってきますので、まずは事業計画を練って、売上目標を設定することが大切です。

楽天市場の資料請求

楽天市場の出店申込

結論として楽天市場の出店料は高いの?

他のショッピングモールの出店料や、独自ショップを構築できるネットショップ作成サービスの費用と比べると高いと言えます。しかし、ブランド力、集客力、流通シェア、サポート…などを全て踏まえて考えた場合、一概に高いとは言えません。

私自身、仕事で楽天市場に新規出店したこともありますし、売上が年間1千万円弱の店舗から数億円以上ある店舗まで、複数の店舗運営を行っていました。その経験からすると、本気で数千万・数億円と売上や利益を伸ばしたいのであれば、楽天市場で出店することをおすすめします(出店料以上の価値はあると思います)。

しかし「小規模なネットショップを作りたい」「実店舗の隙間時間で少しでも売れればOK」「通販サイトに使える資金が少ない」という場合はおすすめできません。その場合は楽天市場ではなく、下記のようなネットショップ作成サービスを利用して低コスト・低リスクで簡単に始める方が良いでしょう。

おすすめのネットショップ作成サービス